校長あいさつ
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校長あいさつ

 

滋賀県立守山中学・高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

本校は、昭和38年4月に創設されて今年60周年を、また平成15年4月に県内初の県立中学校を併設して以来、20周年を迎えます。

文字通りの「文武両道」を実現する中高一貫校として、大きな成果を上げるとともに、地域の厚い信頼を得て今日に至っています。今や県を代表する学校となり、卒業生は国の内外・官民を問わず、さまざまな分野で活躍しています。

本校は、教育目標を、「豊かでたくましい心身の育成と確かな学力の伸長に努め、21世紀に求められる智慧(ちえ)と人格(こころ)をそなえた、わが国および国際社会の進展に貢献できる人間を育成する」とし、「協和・進取・叡智」の校訓のもと、持続可能な社会の創り手となるグローバルリーダーの育成をめざしています。

具体的には、確かな学力の伸長と進路希望の実現を図るために、ICT等の活用により、個々に応じた丁寧で質の高い授業を実践します。また、スーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワーク校、ワールドワイドラーニング(WWL)コンソーシアム連携校、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)重点枠連携校という3つの文部科学省指定事業の枠組みを活用し、高度な学びの機会を提供します。さらに、令和5年度より高校生の海外研修を再開、また、本校がこれまで独自に取り組んできた「総合的な探究の時間」を中心とする探究的な学びを推進することにより、生徒の視野を広げ、高い志を育み、将来、社会の発展に寄与する人材の育成を図ってまいります。

令和5年度経営の重点目標を、令和4年度に引き続き「中高一貫教育の特性を生かし、誰一人取り残さない、生徒一人ひとりが輝く教育を進めるとともに、保護者や地域の期待に応える学校づくりを推進する」としました。いじめ等への早期対応とスマートフォン・SNSによるトラブルの未然防止、外部の相談機関との連携、面談と学校カウンセラーによるカウンセリングの更なる充実に努めてまいります。さらに、令和5年度からは、学校運営協議会を立ち上げ、保護者・地域の声を学校運営に反映し、「開かれた学校づくり」に努めてまいります。

卒業生やその保護者のみなさん、先輩の先生方が築いてこられたすばらしい伝統を受け継ぎ、生徒たちは意欲的に学習活動や部活動、学校行事に取り組み、活気溢れる学校生活を送っています。

中学校では、中高一貫教育校ならではの6年間を見通し、のびのびとした環境の中でさまざまなことに挑戦し、6年間を2年ずつに区切り、基礎期・充実期・発展期と位置付け、じっくり、ゆっくり、深く学ぶことを大切にしています。

高等学校では、本校のモットーである文武両道を実践することで、困難に耐える力を身に付けています。そして、積極的にさまざまな活動に挑戦するなかで、確かな学力の伸長を図るとともに、規律ある学校生活のもと豊かな心と健やかな身体を育む教育に努めています。

本校には、安西冬衛氏が作詞し、平井康三郎氏が作曲した、学校の誇りとも言うべき校歌があります。その一番に、「こぞれ希望の若き眉」の歌詞があります。眉というのは、まなざしを表します。こぞれと言うのは集まれと言うことです。希望にあふれた若者よ集まれ、そして真剣なまなざしで教えに耳を傾けよと歌っているのです。学び合い、高め合い、支え合う「チーム守山」の環境のもと、かけがえのない友情をはぐくみながら、日々努力をかさね、困難を乗り越えていく中で、より大きく成長し、新しい時代をたくましく生きるための資質・能力を高めてほしいと願っています。

PTA活動、地域との連携を大切にしながら、保護者や地域の皆様の期待に応える学校づくりに努めてまりますので、どうぞ本年度も変わらぬご支援・ご協力をよろしくお願い申しあげます。

滋賀県立守山中学校・高等学校 校長 明吉 正知