SGH
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SGH スーパーグローバルハイスクール

本校は、平成26年度~30年度の5年間、文部科学省「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」事業に指定され、このたび研究開発が終了しました。今後は、本校の独自の事業として研究開発を継続していきます。
こちらでは平成26年度~30年度、5年間の取り組み状況を紹介します。

SGHとは…

スーパーグローバルハイスクールとは、急速にグローバル化が加速する現状を踏まえ、社会課題に対する関心と深い教養に加え、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身に付け、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーを高等学校段階から育成することを目的に文部科学省より指定された学校のことです。

スーパーグローバルハイスクールに指定された高等学校等は、目指すべきグローバル人物像を設定し、国際化を進める国内外の大学を中心に、企業、国際機関等と連携を図り、グローバルな社会課題、ビジネス課題をテーマに横断的・総合的な学習、探究的な学習を行います。

詳しくはこちらをご覧ください。
文部科学省SGH公式ホームページ
スーパーグローバルハイスクールの指定について
2018年度SGH研究報告書

守山高校のSGHテーマは「持続可能な社会の実現」

「生活環境」や「循環型社会」をキーワードに、サスティナビリティの観点から、21世紀の日本がめざすべき成熟型社会の在り方を追及する。
行政、社会倫理、生態系保全の3分野について、先進国や新興経済国での対策を日本のものと比較研究し、「持続可能な社会を実現するプロジェクト」を地方自治体に向けて提案する。

守山高校のSGH構想

持続可能な社会を実現する守山プロジェクト

目指すグローバル・リーダー像

・立場や価値観の相違を超えて全地球規模で物事を見たり考えたりする俯瞰力
・世界で活躍できる国際交渉力
・様々な立場の人々と意思疎通を図ることができるコミュニケーション能力
・国際的な社会課題の解決に向け、チームを先導していくことができるリーダーシップ

育てたい生徒像

環境、エネルギー等の諸課題を、全地球規模で考えることができる。
・同世代の若者と、国際共通語である英語を使って国際的な社会課題についてディスカッションし、合意形成を図ることができる。
・世界で活躍できる強さとしなやかさ(国際交渉力とコミュニケーション能力)をもっている。
幅広い教養と深い専門性(専門領域の知識)をもっている。

研究主題

「生活環境をめぐる社会課題に対する提言〜持続可能な社会の実現〜」
●「生活環境」や「循環型社会」をキーワードに、サスティナビリティの観点から、21世紀における日本が目指すべき成熟社会のありかたを追究する。
●具体的な取組として①地方自治、②法と社会規範、③生態系保全の3分野からアプローチし、先進国や新興経済国での対策を日本のものと比較研究し、「持続可能な社会を実現する守山プロジェクト」を地方自治体に向けて提案する。

課題研究

<各分野の研究の視点>
①社会のありかた:生活環境に関する国内外の施策を考える。
…望ましい社会システムをめざす行政の施策について
②自分のありかた:人類の一員として自分が果たすべき未来への責任を考える。
…文化や生活環境の異なる人々の多様な価値観について
③自然のありかた:環境を生態系保全の観点から考える。
…再生可能エネルギーなど循環型社会について
<プロジェクトの発信>
●国内外のビジネスメッセやフォーラム等の場で発表する。
●「持続可能な社会に関する高校生フォーラム」(仮称)を主催する。
●マスメディアを活用して発信する。

中高一貫の学びの連鎖

主体的に考え、解を探す学習活動
<中高人連携の強化:「10年間育てる」>
●卒業生によるサポートと「学びと体験」の継承 ●中高の教科間連携の強化
<カリキュラムの開発>
●教育課程の特例を活かした教科の新設…「人間探求」+「社会探究」=「探求」
<Teaching Assistant(TA)の活用>
●大学院生による生徒の学びのサポート ●大学や研究機関等による特別講義や特別授業の実施

グローバル探求学

実社会・世界へ
<「実社会で活かせる探求」の実施>
●総合学習「人間探求学」の発展、「探求」の新設
●ディベート、プレゼンテーション、ディスカッション、論文作成等の実施
●外国人教員(大学の非常勤講師等)の活用
<産官学の連携「考え、活動する機会」の拡充>
●フィールドワーク、企業研究、モニタリング等の実施
●県プロジェクトへの参画
●企業や行政機関、大学と連携したProject Based Learning

世界との対話

「国際交渉力」の向上
<海外研修の実施>
●SGH海外研修…世界の若者が集まる場でのディスカッションや実施調査、共同研究
<国内外の同世代の若者との交流>
●テレビ会議等のICTの活用…海外の大学生等とのディスカッション、協働型課題解決学習の実施
<国内外の水に関する会議等への参加>
●琵琶湖環境ビジネスメッセ、フォーラム等への参加、提言